為替に影響を与える経済指標BEST5

指標発表の後の相場の反応は、単純に指標の良し悪しで決まる訳ではなりません。発表前の予想値との剥離によって決まるというところがポイントです。また、経済指標と言っても全てが為替に影響を与えるという訳ではありません。ここでは、過去、影響度の高かった経済指標BEST5をご紹介いたします。
1.雇用統計
キングオブ経済指標とも言われるアメリカの雇用統計。米国労働省(U.S. Department of Labor Bureau of Labor Statistics)が毎月発表する、米国の雇用情勢を調べた景気関連の経済指標の事で、全米の企業や政府機関などに対してサンプル調査を行い、10数項目の統計が発表されます。
2.FOMC(連邦公開市場委員会)
アメリカ合衆国の金融政策の一つである公開市場操作(国債買いオペなどを通じて金融機関の資金需給を調節すること)の方針を決定する委員会のこと。アメリカの政策金利の金利の変更があった時や声明文の内容によって大きく動く。
3.ISM製造業景況指数
全米供給管理協会(ISM=Institute for Supply Management)が算出する製造業の景況感を示す指数のひとつ。製造業(300社以上)の購買・供給管理責任者を対象に、各企業の受注や生産、価格など10項目についてアンケート調査を実施。
4.四半期GDP
四半期別GDP速報の用語解説 – 国民経済計算のうち、国内総生産(支出側)、民間最終消費支出・民間住宅投資などの支出系列、雇用者報酬などについて、四半期ごとに、その時点で利用できる基礎統計をもとに推計したもの。
5.CPI(消費者物価指数)
消費者物価指数とは、消費者が実際に購入する段階での、商品の小売価格(物価)の変動を表す指数。つまりは、物価がどのように動いているか?の数値でインフレ系重要指数の一つ。とくに、「食料品」「石油」などの指数を除いた「コア指数」が重要視される。
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