FX用語 -テクニカル分析用語集-

【あ】
アービトラージ
別名、裁定取引(さいていとりひき)。例えば、一つの通貨を購入する際、割安な取引所で購入し、逆に売る時は、割高な取引所で売ることで収益を出す事が出来るトレード方法の一つ。比較的ローリスクだと言われています。
頭打ち
相場の取引においてそれまでの上昇の勢いがなくなる事です。
【い】
一目均衡表(いちもくきんこうひょう)
テクニカルチャートの一つ。5本の補助線を用いた時系列チャートの一種で、相場のトレンド(傾向)や中長期的な見通しなどを示すチャートである。一目山人(いちもくさんじん)氏が分析手法を考案したもの。
移動平均線
過去の終値を平均して、線でつなげたもの。主に、テクニカル分析の際に使用する。
イナゴ(いなご)
イナゴとは、短期的に上昇・急騰した銘柄に群がってくる投機家のことを指す。
イナゴ投資家やイナゴトレーダーとも呼ばれる。
イナゴタワー
イナゴタワーとは、一時的な急騰に群がる通称イナゴが作ったチャートのことを指す。
急騰の後に急落した時のチャートからタワーに見立てられている。
インカムゲイン
低金利の通貨を売り、高金利の通貨を買う事でその差額を得るスワップポイントの事。
陰線(いんせん)
ローソク足を用いる場合、始値よりも終値が安かった時にローソク足を黒字などで表したもの。ローソク足に陰線がみられる場合、下落のサインが出ていると考える事が出来ます。
【お】
オーダー
注文のこと。注文には、成行(なりゆき)、指値(さしね)、逆指値(ぎゃくさしね)などがある。
追証(おいしょう)
別名マージンコール。証拠金を上回る損失が出ないような仕組みの一つとして追証と呼ばれる仕組みを導入しています。ロスカットの一歩手前の状態になります。
押し/押し目(おし/おしめ)
相場が上昇しているときに、一定のリズムで軽く価格が下がること。
この押し目の時に買い注文をすることを「押し目買い」という。
オシレーター系
テクニカル指標の一つで、相場が買われ過ぎか売られ過ぎかを見ながらその逆をついて利益を得る分析手法。
終値(おわりね)
その日の最後についた売買終了時のレート。別名、引値。
東京市場の場合は、東京時間で午後5時のレート、ニューヨーク市場の場合は、ニューヨーク時間で午後5時のレートのことをいう。
オプション取引
特定の商品をあらかじめ決められた期間内に一定の価格で売買する権利の事を言い、この権利を取引することを言います。
【か】
為替変動リスク
為替相場の変動により、損失が発生するリスクの事。
買い戻し
売りポジションを決済するために買い付ける事。
【き】
逆張り(ぎゃくばり)
相場が上昇している時に売り、下落している時に買う、相場の流れに逆らった取引手法。
逆指値注文(ぎゃくさしねちゅうもん)
指値注文に対して、現在の価格より不利な価格を指定する注文方法を言います。ストップ注文、ストップオーダーと呼ばれる事があります。
キャリートレード
低金利通貨を売却し、高金利通貨を購入する際の投資手法。
キャピタルゲイン
保有している株式や土地などの資産価格の上昇によって得られる利益の事。
キャピタルロス
保有している株式や土地などの資産価格が下がることによって負う損失。
【く】
クロス取引
アメリカドルを含まない通貨と日本円との通貨ペアの事。クロス円などとも言う。
【け】
現受け・現渡し
口座で外貨を購入し、円買い決済をせずに外貨のまま出金することを指す。
ケーブル
英国ポンドの事。
【こ】
好材料
好材料とは相場が上昇する要因のこと。ここで言う材料とは、相場が変動する要因のことを指す。
ゴールデンクロス
テクニカル分析の中で使われる、短期の移動平均線が長期の移動平均線を下から上にクロスする事。上昇トレンドを表す「買い」のシグナルと言われています。
【さ】
裁定取引(さいていとりひき)
裁定取引とは価格差や金利差等の差額を利用して利ざやを稼ぐことを言う。アービトラージとも呼ばれる。
差金決済
差金決済とは現金の受け渡しで取引をせずに、その取引の差損益金のみで決済することを指す。
FXやCFD、先物取引では差金決済が行われている。しかし、株式投資(現物株投資)では差金決済を行うことは禁止されている。
サイコロジカルライン
サイコロジカルラインとはテクニカル指標の一つで、投資家心理を数値化した指標。市場での買われすぎや売られすぎの状態を見る指標として用いられる。
指値
値を指定して取引する方法を指す。
指値注文とは値を指定して注文を出すこと。
指値注文は絶えず動いている為替レートで、ずっとチャートにしがみついていなくても良いというメリットがある。
例えば現在100円のドル円を101円になったら指値で売り注文を発注。為替レートが101円になれば自動で売り注文が約定する。
サポートライン
サポートラインとは支持線とも言い、チャートの安値に引く水平線のこと。
FXなどではサポートラインは相場予測の一つの基準として見られており、強力なサポートラインは下支えの基準となる。またサポートラインを抜けると、下落が加速することも多い。
【し】
支持線
支持線とはチャートの安値に引く水平線のことを指す。
サポートラインとも呼ばれる。
チャート分析で良く用いられる線となる。
市場金利
市場金利とは金融機関の間で適用される金利のことを指す。
金融機関の間でお金を貸し借りする際に用いられる。
市中金利とも呼ばれる。
ショート
売りのこと。また所有する通貨を売り持ちのポジションにしている状態。
【す】
スクエア
為替の持ち高がなく為替リスクにさらされていない状態。ノーポジション。
スワップポイント
為替の世界で直物(SPOT)レートと先物レートの差の事を指す。
もともとは為替の先物予約のレートを算出するために考え出された取引と考えられる。
つまり、日本の輸入業者が1年先に買う10,000ドルのコストを今から固定したいというニーズがあったとする。
ストキャスティクス
ストキャスティクスとは、相場の買われすぎ、売られすぎを判断するテクニカルツールのことを指す。
略してストキャスと呼ばれることが多い。
テクニカル分析に用いられるオシレーター系の分析ツールである。
ストップロス
ストップロスとは、損失を想定内で収めるために用いられる方法。
ストップロスオーダーとは、損失を確定させるための注文(逆指値注文)である。
日本では「損切り」と呼ばれることが多い。
スポット
スポットとは、「直物取引(じきものとりひき)」とも呼ばれ、原則として契約成立時の2営業日後に受け渡しをする外国為替取引を指す。現時点でのレートでの取引を指す。
スワップ金利
FXでは取引を行っている通貨間の金利差のことを指す。
高金利の通貨を買って低金利の通貨を打っている状態であれば受け取ることができる。
逆に低金利の通貨を買って高金利の通貨を打っているときは払わなければならない。
【せ】
ゼロサム(ぜろさむ)
ゼロサムとは利益と損失をあわせると0になるということ。
全面高
全面高とはその対象が市場で全面的に上昇していることを指す。
全面安
全面安とはその対象が市場で全面的に安くなっていることを指す。
【そ】
損切り
保持ポジションの損失が大きくなり、その損失を最小限に留めるために損失覚悟でポジションを決済すること。
【た】
退場
退場とは、資金が底をつき取引に参加できなくなることを指す。
FX取引を行う上で、一番避けなければいけない事態。
ダウントレンド
ダウントレンドとは、価格が右肩下がりになる状態を指す。下降トレンドとも呼び、安値を更新していく相場状態。逆に右肩上がりに価格が上がっていく状態をアップトレンドと呼ぶ。
ダイレクトディーリング(だいれくとでぃーりんぐ)
ダイレクトディーリングとは、ブローカーなどを経由しないで直接銀行同士で取引を行うことを指す。
間に入るものがなくなるので、手数料を節約できるメリットがある。
ダイレクトディーリングでは比較的大きな金額が取引されることが可能。
高値
高値とは、ある一定期間のうちの一番高い価格のことを指す。
一日で見たときは一日のうちで一番高い価格。
1時間で見たときは1時間のうちの一番高い価格。
建玉(たてぎょく)
建玉とは、まだ決済されていないポジションのことを指す。
新規で売買注文を出し、決済注文を出されていない状態のこと。
例えば、ドル円の買い注文を出した場合、ドル円の買いの建玉を保有していることになる。
建値(たてね)
建値とは為替レートを表示することを指す。
この際、買いの値と売りの値の2つの値を出すのが標準となっている。
だまし
だましとは、テクニカル分析においてサインが出た時に、逆の方向に相場が動くことを指す。
例えばゴールデンクロスが出たから買いに入った瞬間に、相場は一転下落するなど。
ダン
ダン(Done)とは、約定が成立したことを指す。
反対に取引が不成立のときは、ナッシング・ダン(Nothing done)と言う。
【ち】
チャート
チャートとは、過去の為替レート推移をグラフ化したものを指す。
価格の軸と時間軸とで表わされる。
調整局面(ちょうせいきょくめん)
それまで上昇相場や下降相場になっていたものが、一時的に上昇も下降もせずに落ち着くことを指す。
【つ】
通貨オプション
通貨オプションとは、特定の期日内にある通貨をあらかじめ決められた価格で買うことができる権利、または売ることができる権利を売買する取引を指す。通貨のデリバティブの一つである。
通貨先物取引
通貨先物取引とは、通貨の先物取引のことを指す。
対象の通貨を特定の日に特定のレートで取引をする。
【て】
ディーラー(でぃーらー)
ディーラーとは、FXの場合外国為替ディーラーと呼び、銀行などの金融機関で取引を行っている人のことを指す。
デイオーダー(でいおーだー)
デイオーダーとは、「注文を出したその日のみ有効」な注文のことを指す。
オーダーを出した日に注文が成立しなければ自動的にキャンセルとなる。
抵抗線(ていこうせん)
抵抗線とは、チャートの高値付近に引く水平線のことを指す。
上昇局面において売りの圧力が強くなるという見方ができる。
レジスタンスラインとも呼ばれる。
デイトレード
デイトレード(デイトレ)とは、トレードを行ったその日に決済まで行いポジションを持ちこさない取引方法のことを指す。デイトレと略されることが多い。
テクニカル分析
テクニカル分析とは、過去のデータを分析し将来の値動きの予測を立てることを指す。
現在では主にチャートを用いて分析することが多い。
チャートでは移動平均線などを用いて分析する。
過去のパターンなどをチャートから読み取り、将来の値動きの予測を立てる方法。
手じまい
手じまいとは、建玉(ポジション)を決済することを指す。
デッドクロス
デッドクロスとは、短期の移動平均線などが、長期の移動平均線を上から下に抜ける現象を指す。
移動平均線のほかにもMACD、ストキャスティクスでも使われる。
デッドクロスが起きたら売りのサインとされている。
デフォルト(でふぉると)
デフォルトとは、単刀直入に言えば借金を返せなくなることを指す。
債務不履行とも呼ばれ、国債などの債務を償還できなくなること、また償還を遅延することを指す。
【と】
投機
短期的な価格変動での利益獲得を目的とする事。
投資(とうし)
株や不動産、為替などに自己資産を投じて利益を得ようとする事。
ドル建て
投資対象をドルに換算して表示すること。
トレンド
価格相場のその期間内で流行のこと。上昇中は上昇トレンド。下降中は下降トレンドと言う。
ドローダウン
投資&投機での損失の額の事。
【な】
ナイアガラ
通貨の価格が暴落することを指す。ナイアガラの滝のように見えることから派生。
仲値(なかね)
銀行で午前10時頃に発表される売買時の基軸になる価格のこと。
投げ売り
ロング(買い)ポジション中に損切りすること。
成行注文(なりゆきちゅうもん)
価格を指定せずに今現在の価格で売買注文を出すことを指す。
ナンピン(難平)
相場が予想したトレンドとは反対へ動いて損失を出してしまっているときに、更にポジションを買い増すことを指す。
【の】
ノーポジション
何も取引していない状態のこと。
【ま】
マージンコール
損失が出て、証拠金が一定の額を下回ってしまった場合に送られる証拠金の追加や決済を通知するシステム.。
マネーサプライ
一般個人や企業などが保有しているお金の総量。ただし政府機関と金融機関は除外される。
【め】
メジャーカレンシー
市場で取引されている通貨の中で、取引量の多い通貨のことで、米ドル、ユーロ、円、英ポンド、スイスフランを指す。
【も】
持ち高
保有している通貨のことを指す。ポジションと同義。
戻り
下降中の相場が、一時的に反発して価格が上がること。
もみ合い
一定のレンジで相場が動いている事。別名ヨコヨコ。
【や】
約定(やくじょう)
売買取引が成立されること。
安値(やすね)
期間内での最も低価格のこと。
【ゆ】
揺り戻し
相場が大きく上昇または下降した後に起こる反対の動きのことを指す。
【よ】
寄り付き
最初に成立した売買(取引)のこと。
四本値
「始値」「終値」「高値」「安値」の値のこと。
陽線
価格の動きをローソク足で始値よりも終値の方が高い線のことを指す。
ヨコヨコ
別名もみ合い。相場の変動があまりないいわゆる「横ばい状態」のこと。
【り】
リーブオーダー
指値注文や逆指値注文のこと。
利益確定
取引で発生した利益を確定させること。別名:利食い・利確。
リバ
相場の急落の後、その反動で価格が一時的に上昇すること。
リミット
指値(さしね)のこと。
リミットオーダー
指値注文のこと。
両建て
ロング(売り)とショート(買い)で同時にポジションを持つこと。
【れ】
レジスタンスライン
別名、抵抗線。相場で過去の高値を線でつなぎラインにしたもの。
レバレッジ
借入金によって投資を行い、借入利子よりも高い利潤を得ようとすること。
レンジ相場(れんじそうば)
一定の範囲内で価格が上昇したり下降したりする相場。
【ろ】
ローソク足(ろーそくあし)
一定期間の始値、終値、高値、安値の4つの値を表したもの。
ロスカット
含み損が大きくなり証拠金がある一定の割合を下回った場合に、自動的に強制決済される仕組み。
ロング
「買い」のこと。
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