Tick Data Suite( ティックデータスイート )とは?
- 2019.05.27
- MT4のバックテスト
自動売買EAの運用において
『 バックテスト結果 = フォワードテスト結果 』
に限りなく近付けることが重要です。
それには、リアル環境に近いバックテストが出来なくてはなりません。
こだわるべくは、バックテストの信頼性
バックテストの信頼性には何が必要か?
1.ヒストリカルデータ
バックテスト環境を整える為には、過去の為替データ(ヒストリカルデータ)が必要になってきます。このヒストリカルデータですが、実は信頼できるデータを取得するのは非常に困難と言えます。基本的に、各ブローカー専用のMT4からダウンロードできるヒストリカルデータは、全てメタクオーツ社が用意したデータとなり、データの正確性においては非常に劣ってしまいます。各ブローカーのヒストリカルデータを取得できたとしても、ある部分でデータに抜け落ちがあったり、過去に遡るとなると1年ないしは3年ほどのデータしか提供されていないことがあります。自動売買EAの堅牢性を確かめるためにも、正確な長期間のヒストリカルデータが必要になります。
2.リアルティックデータ
MT4でバックテストを行う際は、疑似ティックと言われる、1分足の4本値から適当に1分未満のティックデータを生成して行われるため、正確な検証が行えません。
その為、スリッページやスプレッドの変動などの変化についても正確に再現ができません。
Tick Data Suite(TDS)では、Real Tick(リアルティック)でのバックテストが行える専用のツールです。
よりリアルな相場の動きに近いテストを再現できるのが、このTick Data Suite(TDS)なんです。
TDSは、モデリング品質が99.9%
リアルなティックデータで正確性は上がる為、モデリング品質は99.9%に!
通常のバックテストにおける品質は90%が上限となります。
※1分足での検証では、モデリング品質は最高で25%
ヒストリカルデータの軽量化、バックテストの高速化
例えばアルパリのヒストリカルデータは非常に重いので、主要な通貨ペアをダウンロードするととてつもない容量の負担が掛かります。
1度バックテストをするとできるログのデータも重い為、連続してのバックテストも容量を気にしながらとなります。
TDSと比較すると約2倍のサイズです。
ただし、TDSも1つの通貨ペアのヒストリカルデータをダウンロードするには結構な時間がかかります(;’∀’)
また、バックテストのスピードも半分以下でできるのがTDSの強みです。
参照するヒストリカルデータが軽いからかもしれませんが、バックテストの高速化を実現しています。
バックテストをリアルな環境に近付ける
TDSのバックテストでは、スプレッドやスリッページの変化を取り入れる事で、リアル稼働に近い正確なデータを取ることが可能です。
豊富な設定項目で、EAにストレスをかけることができます。リアルティックによる差が大きく出やすいスキャルピングEAにとって、TDSは欠かせない存在になると思います。
TDSが待望の日本語化対応に
2019年5月23日のアップデートにより、設定画面などが、とっつきにくい英語でしたが全て『日本語』となりました!より使いやすく便利になったことでしょう。
ここまで違う!日本語化対応
サポートが充実
TDSを使用中は、サポートもずっと利用できます。
導入後、メールにて案内されるこちらのページにてサインアップしてください。
その後、届いたメールにログインし登録完了です。
質問などサポートが必要な場合は、『新サポートチケット』をクリックし、内容を送信してください。
クイックスタートガイドから2分程度の動画によるチュートリアルやテキストとスクリーンショットでの説明を読むことが出来ます。
TDSの価格について
お試し期間が14日間あるので、まずは実際に使用してみて必要と感じたら購入するのが良いと思います。
年間パッケージ | 月額パッケージ | ライフタイムパッケージ |
年額 183ドル | 月額 97ドル | 買い切り 499ドル |
1年間のサポートとアップデート | 1ヶ月のサポートアップデート | 永続サポートとアップデート |
どう考えても検証は今後続くわけで、私はライフタイムパッケージの買いきりが一番良いと思いました。
どちらにしても、まずはお試しから始めてみるのが良いと思います。
英語のサイトですので、google chromeで開くべし。
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